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For No One

パリ、東京、ニューヨークでの思い出話や日々思うことをつらつらと書いていきます。

ヴァネッサの飛び級とイアンの留年

フランスでは、義務教育であろうがなかろうが飛び級・落第・留年は珍しくない。
大学に入った時点で、一度も留年していない人は半分くらいしかいなかった気がする。
 
実際私も、日本人学校から現地の中学校へ転入した際、
本来は中学2年生に入るべきところを中学1年生にしたので、通常よりも一年遅れたかたちになる。
でも、クラスには常に同い年の子がたくさんいた。
大学院でも、一人40歳の男性がいたなあ。
 
たまに、ものすごく成熟した子供がいた。
小学校2年生くらいのとき、ヴァネッサというクラスメートが居て、
その頃の記憶では7歳にして中学3年生くらいの身長と体型だったような気がする。
 
彼女は、クラスで明らかに浮いていた。
友達とも釣り合わないし、精神的にも大人で落ち着いていた。
 
案の定、その子は2年くらい飛び級をした。
2~3歳年上の子たちと一緒に居るほうが、ずっと自然で幸せそうだった。
 
もちろん体型や精神年齢とは関係なく、単にお勉強ができないから留年するケースのほうが多い。
 
同じく2年生くらいのとき、イアンという男の子が私にまとわりついていた。
なんか知らないけど、私のことが大好きで、
その愛をいつも私はもちろん、母にも打ち明けていたらしい。
 
イアンは私よりも上の学年で、翌年から中学生のはずだったのだが、おバカちゃんだったので留年した。
 
落ち込むどころかイアンは母に嬉々としてこう報告した。
 
「マダム、僕留年したんだ!
これでもう一年マダムの娘と過ごせるなんて、夢みたいだ」
 
・・・何年か前に興味本位でFBで検索してみたら、今では2子の親で幸せそうだった。
本当によかったです。