前回の続き。
下々の友だちを引き連れ、ラリーの会場へやってきた。
正直、あーんまり覚えていないのだが、天井が吹き抜けになっている広いパーティー会場で、子どもたち(と言っても大学生)は1階のホールでカクテル片手に話したり、踊ったりしていた。
そして、シャンパングラスを片手に2階からその様子を見守る?見張る?見下ろす?きらびやかな親たち。
こ、こわいよう。
帰りたい。下々の友だちも同じような不安な顔つきだった。
でもせっかく来たんだから、一杯くらい飲んでちょっと踊って帰ろう。
シャルロットが挨拶にやってきた。
ラリーに入っていないと着ないようなドレスだった。
↓こんなの
ひえ~~~~
下々の友だちを紹介したら、彼女は彼氏を紹介してくれ、
「ゆっくり楽しんでいってね」と言って彼氏にエスコートされて去っていき、向こうで社交ダンスのようなものを踊っていた。
もう一人大学で顔なじみの女の子もいて、その子は大分出来上がった様子でクネクネ踊りながら近づいてきた。
その子は確か相手がいなかった気がするが、欲しくなかっただけかもしれない。
その子も60年代のハリウッドから出てきたようなカクテルドレスを着て、長いシガレットホルダーでタバコを吸い、黒いレースを顔に被せていた。
↓こんなの
すげえ。マジか。仮装パーティーじゃなくて本気で着てるのかこれ。
見るもの聞くもの全てが別世界で、彼女たちにとってはこれが日常なんだ・・・すごいなぁ。
と思いながら、下々の私たちは数杯飲んでギクシャク踊ってそそくさと帰った気がする。
その後シャルロットにラリーに誘われることはなかったが、大学で会うと挨拶はし続けた。
今頃あの彼氏と結婚して家庭を持っているのだろうか。