For No One

パリ、東京、ニューヨークでの思い出話や日々思うことをつらつらと書いていきます。

やーめた

友達は少ないけど、自信を持って「心の友」と呼べる友人が数人いる自分は恵まれていると思う。 20年来の友人Mは、日本で生まれ育ち、ずっと自分がほかの人たちと同じだと思っていた。それなのに、周りになじめなくて、だんだん自分は「周りと違う」のかも、…

ラリーに誘われて~その2

前回の続き。 下々の友だちを引き連れ、ラリーの会場へやってきた。 正直、あーんまり覚えていないのだが、天井が吹き抜けになっている広いパーティー会場で、子どもたち(と言っても大学生)は1階のホールでカクテル片手に話したり、踊ったりしていた。 そ…

ラリーに誘われて~その1

熱は2日で下がりました。自宅で検査したところコロナでもなかった。 一体何だったんだろう。休肝日作れ!って言われてたのかな。 ************ 私が通っていた大学はパリ第十大学といって、ナンテールというパリ郊外の町にある。 先日少年が警察に打たれて亡…

認め合うこと

昨夜から熱があります。去年コロナになったときほどしんどくはないけど、3連休で受診も難しく、明日検査キットを買ってみようかと。 ****************** 息子が通っている幼稚園で、1人だけママ友がいる。 フランス人なのだ。 色々省略して、彼女とはカラ友…

ビズの話~フランスの挨拶~

ちょっと重い話が続いたので、久しぶりにフランスの思い出話を。 フランスでは、挨拶のときにキスをする。 キスと言っても唇をつけるわけではなく、ほっぺとほっぺを合わせながら口で「チュッ」と音を出す感じ。 パリでは通常2回、左右行っていた。 Bise(複…

肌のお話

漢方をめぐる旅と並行して、吹き出物対策の話も動いていた。 この吹き出物は、基礎化粧品よりも内側の問題のほうが大きいだろうと感じていたので、ある程度身体の中の循環が整ってから外側のケアをしようと思っていた。 こんなことになる前から、実は基礎化…

漢方診察

前回の続き。 漢方を処方してくれる内科の先生に、ちょっとこれじゃ足りなくなってきた感じがするのですが…と話したら、後輩で漢方治療をしている婦人科の先生がいるということで紹介状を書いてくれた。 漢方診察は予約が必要だったので、すぐに予約して行っ…

漢方薬局のおねえさん

前回の続き。 普通の状態だったらまず入ろうとしないであろう(←失礼)漢方薬局に、ベビーカーを押して入った私は本当に限界の状態だった。この状況から何としてでも抜け出したかった。 店員(店長?)のおねえさんもベビーカーに少しびっくりしていたけど(…

ノイローゼと漢方のお話

年齢を感じるテーマですが、前回の投稿からの大きな節目の第一弾です。 息子が1歳半くらいのときだったかな。 とても必死で子育てをしていた。 両親はフランスだし、義理の親には頼りたくないし(そもそも遠いし)、夫の仕事も忙しかったので、今考えてみる…

3年ぶり

コロナ禍でずっと合っていなかった友人に「また書いたら?あれ楽しみにしてたんだ」と言われ、そういえばずっと書いていなかったと思い戻ってきてみた。 ら、アカウント、まだあった!ありがたい。 前回はコロナが始まった頃だった。遠い昔のことみたい。 あ…

コロナ覚書

私は6歳のときから18年間フランスで育ち、両親はまだフランスのディジョンというブルゴーニュ地方の町に住んでいる。 母の妹はもっと前からニューヨーク在住で、アメリカ人と結婚して今はニュージャージーに住んでいる。 私も2007年から4年間、仕事でニ…

受験など

おっと、一年以上更新していなかったのか。びっくり。 息子も一歳半、楽になった部分(ほぼほぼ取り分けでよくなった食事の準備とか)と大変になった部分(私が洗っている間足元をウロチョロされるお風呂とか)があるけど、良く食べるし良く寝るし今のところ…

アイデンティティー

2007年の夏、私は当時働いていた某アパレル企業の赴任でニューヨークへ行った。 それまでは出張で何度も行っていたけど、住むとなると全く別物で、日本支社からNY本部への「逆輸入」赴任だったので日本人の同僚も一人もおらず、最初の数ヶ月間は色々な意味で…

入院生活

ああ、久々の日差し。テンション上がります。 ***** 出産した病院は無痛分娩で有名なところで、産後の母親の体力回復を優先するべく入院中は母子別室だった。授乳は3時間おきで、希望者だけ夜の12時から朝の5時の間の授乳ができ、希望しない人は少…

いてぇ

赤ちゃんも気圧に影響されるのか、雨の日は機嫌が悪い・・・気がする。 これからしばらく雨が続くので、困ります。 ****** 出産当日のことはよく覚えていないけど、最初の2日間くらいは流動食ということで液体ばかりの食事を済ませ、身動きが取れない…

出産

今、私の前には生後3ヶ月の男の子が穏やかな寝息を立てている。 書きたいことが溜まりすぎていて収拾がつかなさそうだけど、とりあえず出産まで遡ろうと思う。 2017年7月2日、計画無痛分娩のため荻窪の病院へ夫と向かった。そこで一晩入院して、翌日…

新しい日々

あっという間に妊娠9ヶ月。あと1ヶ月ちょっとでお腹の子とご対面。 こうして天気が良い日に一人で過ごす穏やかな時間もあとわずか、そして夫と2人でソファに座ってゆっくり話したりテレビを観る時間もあとわずか。 というか、両親がフランスから着いたので…

妊娠話

妊娠したことを周りに報告すると、みんな聞かなくても色々な話をしてくれる。 経験者たちは自分の話を、そうじゃない人たちは周りの人の話を。 参考になるかどうかと聞かれたら正直ならない。妊娠は本当に人それぞれで、私はつわりも皆無で今の所比較的楽な…

突然の出来事

妊娠までの経緯を絶賛回想中だけど、これを書かないと進めない気がするので最近の出来事を書こうと思います。 前職は派遣だったが、とある経営大学院で働いていた。そこには英語プログラムがあり、世界中(と言っても主にアジアだったけど)から学生が来る。…

妊娠に至るまで ④ 〜不妊治療〜

不妊治療の詳細については、たくさんの方々がものすごく細かくブログに書いているので、印象的だったことだけ書こうと思います。 初診は夫も検査を受けるので、朝10時の予約に一緒に行った。 待ち時間が長いのはお互い覚悟していたけど、12時を過ぎても…

妊娠に至るまで③ 〜親に報告〜

予定通り9月に10日間、夫と2人でフランス(ディジョン)で過ごした。 治療が始まったらお酒が飲めなくなる(かもしれない)ので、悔いのないようこれ以上飲めないだろ、というほどワインを飲みまくって、美味しいものを食べまくった。母は一滴も飲めない…

妊娠に至るまで② 〜情報収集〜

不妊治療経験者の友人は、何年間も治療をしたのに結局実らなかったにも関わらず、快く自分の経験を包み隠さず話してくれた。 治療の手順。通う頻度。料金システム。治療中の心の動き。 私には想像もつかないような辛い思いをして、目の玉が飛び出るような高…

妊娠に至るまで ① 〜焦り〜

みなさんブログ書くときって構成を事前に考えてから書いていますか?私は行き当たりばったりなので、①と書きつつ何番まで続くか見当もつきませ〜ん。 ********* 夫との出会いの話はまた別の機会にするかもしれないけど、出会ったとき私は35、夫は…

あわわ

またやってしまった。何ヶ月更新してないんだーぁ。 今までも繰り返した失敗、「自分で決めたブログの枠組みが窮屈になる」症候群。 そう、思い出話じゃなくて日々のどうでもいいことを書きたくなることもある。でもまだ回想は中学時代で止まってるしな…ま、…

コンプレックス

このバイオリズムの低下は、気候のせいなのかトシのせいなのか考えてしまう今日この頃です。 てことで、中学話の続き。 ************** Dupanloup中学校は、私立ということもあり、そして高級住宅街だったこともあり、本当に良いところのお坊…

翻訳コンニャク

結婚したがってる30代以降の女性で、「誰でもいいです!」と言う人に限って、絶対誰でもよくないよね。 というわけで、今回は最近思い出したエピソード。 ******** おそらく私が7、8歳で、もうフランス語がペラペラになっていたときのこと。 当時…

夏のはじまり

ブログの改行って難しいなあ。と思う今日この頃。日々勉強です。 日本ではゴールデンウィークが終わり、これからジメジメ梅雨に突入するけど、フランスに居た頃は「テニスのフランスオープン(Roland Garros)」と「カンヌ映画祭」に夏の始まりを感じていた。 …

人生相談

ちょっと中学時代から現在へ戻って、先日起こった話をしようと思います。 今度詳しく書くつもりだけど(いつになるかわからないけど)、 私はかれこれ10年以上ゴスペルを歌っている。 歌い始めて2年くらいでニューヨーク赴任が決まり、本場ハーレムでも歌っ…

Dupanloup中学校

転校先の中学校は、Collège Dupanloupという私立の中学校だった。一度フランスの首相になったEdith Cressonという女性が通っていたらしい。カトリックの学校で、そこのシスターはみんな男性の名前がついていて、教えたりもしていた。だからシスター・パトリ…

ボナネ

Bonne Année(Happy New Year)ということで、年が明けてから大分経ってしまったけど、新年にまつわる思い出。 フランスは色々な国と陸続きで、父は運転が大好きなので、それはそれはたくさん旅行をした。一日10時間運転するのも苦にならない父は、ヨーロッパ…